ありがとう、漫画家であり、エッセイストさくらももこさん。

先日の報道でさくらももこさんが乳がんで亡くなったことを知りました。53歳でなんて早すぎます…。

 

物心ついた頃からちびまる子ちゃんは日曜日の18時にやっていて、小さい頃は必ずアニメを見ていました。小さい頃は、純粋にまる子のドジなどを見て楽しんでいましたが、自身が成長するにつれてただ、楽しむだけではなくなりました。小学3年生のまる子が、家族や友だちと過ごす中で日常にあるハプニングや人との関わり方が、自分の生活のなかのあるあるとしてとても親近感の湧く作品なのです。

そんなまるちゃんは普段はクスッと笑える作品が多くモスグリーンが好きなのは、お姉ちゃんの友達からグッピーをもらい育てるのですが、たまちゃんの助言でもっと水槽を素敵にしようとザリガニを入れる回です。(結果はきっと皆さんの想像通りです)最後の結末に「たまちゃん、あんたって人は…」と思った人も多いはず!そして、学校の個性豊かな友だちとのやり取りも楽しみのひとつでした。

…ちなみにモスグリーンは野口さんが好きです。

 

そして、まるちゃんは普段にはない真面目な回で素敵な話がたくさんあります。個人的に好きなのは昔、映画にもなった大野君と杉山君の回。後、いつも喧嘩ばかりしているお姉ちゃんが校庭に侵入した野犬をまる子のために一生懸命に追い払う回です。この2つはとてもいい話なので見てほしいぐらいおすすめです!

 

そんな素敵な作品を創ったさくらももこさんの凄いところは、何気ない日常をおもしろおかしく、時に感動的に描くところです。自分だってあっただろう体験を、さくらももこさんは味のある話にしてしまうのだから凄い。基本、エッセイを読まない私がさくらももこさんのエッセイはするすると読んでしまうぐらいです。文章が綺麗で、読みやすさと楽しさを両立させるってすごいことですよね!

 

いつか自分もそんな風に素敵な文が書けるようにと思っています。素敵な作品を残してくれたさくらももこさん、本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。